ネット証券を考えてみる
一個人として、一般消費者の立場から考えてみてください。
銀行や信販会社などの金融機関からローンを借りるという行為は概して、つまらない、面白くない、面倒くさい作業ではないでしょうか。
ローンを借りるというからには、そこに当然そのお金を使って何かモノやサービスを買うという消費行為が裏返しとしてあります。
お金を使ってモノやサービスを買うのは楽しいものです。
住宅、自動車のようなモノは当然として、自己啓発のための学費など自分のために使うお金、また子供の学費や生活費であってさえも何らかの消費を行うというのはまさに人生の1コマ1コマであり、我々の人生はこの消費で成り立っていると言っても過言ではありません。
例えば、車を買う時、洋服を買う時。
世の中にたくさんの商品が出ていますが、この中から自分がほしいと思うものを選ぶ過程。
この商品はここが気に入ったけれどもこの部分は嫌い、などと品定めする過程。
これは多かれ少なかれ「楽しい」行為であり、「買い物は面倒くさい」と言う人でも少なくとも「不愉快」な行為ではないはずです。
ひるがえって、その買い物あるいは消費のためにお金を借りるということはどういう経験かというと、経験のない人にはまずどのようなことかそもそも想像しにくいことでしょう。
実際に住宅ローンや自動車ローンの借入れの経験のある人でも、そのとき何をどうやって決めたか、手続きをしたか、明確に言える人は少ないと思います。
もっと言えば、面倒くさかったので言われるままにローンを借りた、またそのプロセスが愉快ではなかったという記憶をお持ちの方も多いことでしょう。
本来、モノやサービスを買うという消費行為を可能にするお金の調達は、消費そのものと同じくらい重要な、注意を要する行動のはずなのに、です。
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